毒エサでゴキブリ駆除

ヒドラメチルノン

ヒドラメチルノンの特徴は、これを食べたゴキブリの排泄物（糞など）を他のゴキブリが接触しても、致死効果があること。この作用は二次効果、ドミノ効果と称され、群居性を持つゴキブリには効果が高いです。

フィプロニル

土壌害虫、吸汁性昆虫の駆除剤として開発された殺虫剤。非常に強力で速効性が高く、卵にも効果があるのが特徴。

これを食べたゴキブリは神経系にダメージを受け、死に至ります。

ホウ酸

ホウ酸は毒エサの元祖的存在。ホウ酸ダンゴはあらゆる害虫に効くことで有名です。効果が現れるまでに７日～１０日を要するものの駆除効果は高く、１㎡あたり２ｍｌの処理でチャバネゴキブリに対するKD50値（ノックダウン５０％・半分が死滅するということ）が８時間前、ワモンゴキブリで１３時間です。

ホウ酸が優れている点は、ゴキブリが慣れてしまうことがないということ。エサに混ぜるものを変えてやれば継続して使うことが出来ます。

弱点は、連鎖的に効く訳ではないこと。メスのゴキブリが食べても卵に効いたり、糞を仲間が食べても死滅することはありません。あくまでもそれを食べたゴキブリにのみ有効です。

台所の隅

台所は水、油、食べ物が豊富にあるためゴキブリがもっとも集まりやすい場所です。

まず、重要なのはとにかく清潔すること。ゴキブリが他の食べ物に一切触れられないようにしましょう。

「毒エサ以外何も手を付けられない」状況を作り上げるのです。

流し台の下

湿気が溜まりやすい流し台の下は要注意ポイント

ものを置かないことが理想ですが、無理な場合は台を用意するなどして床面に直接置かないようにします。

冷蔵庫の下

冷蔵庫は熱を持つので、周辺や下はゴキブリが潜伏しやすいポイント。

ホコリも溜まりやすいのできちんと掃除機をかけて、拭き掃除もしてから毒エサを設置しましょう。

引き出しや棚の中

台所の戸棚や引き出しにも毒エサを置きます。

抵抗がある人もいるかもしれませんが、やむを得ません。すでにゴキブリが台所に出ている場合は押さえておかなければならない場所です。

植木鉢の下

植木鉢もゴキブリが集まるポイント。

ベランダの排水口のそば

ベランダは毒エサによる駆除では重要箇所です。ここでせき止められれば、家の中への侵入を防げます。

排水口のそば、エアコンの室外機の周辺、エアコンホースの入り口付近にも毒エサを設置しましょう。