ヤスデの駆除対策

ヤスデの駆除対策

ヤスデの駆除対策

ヤスデの駆除対策について解説しています

ヤスデの駆除対策に有効な方法は?

ヤスデ類は日本に300種ほど知られ、大部分は森林内の湿った落ち葉の下、石や倒木の下などに生息し、腐植質や菌類を食べて暮らしています。

その中でもヤケヤスデは民家の庭、公園や田畑周辺の落ち葉の中、腐葉土や堆肥の中などでよく見られる最も身近なヤスデです。

体は円筒形でプリッとしており、石灰質に覆われて硬いのが特徴。大人になった成体の体長は約2cm、体の幅は2mm、体の色は背面が光沢のある暗褐色から明褐色、腹面・脚は白黄色です。

ヤケヤスデの繁殖サイクルと家に出る時期は?

6月頃に出現して8月から10月にかけて交尾して産卵が行われ、成体はその直後に死んでしまいます。孵化した幼体は成長して土に潜り冬を越し、次の年の6月頃に成体になります。1年で1世代のサイクルを繰り返します。

ヤケヤスデは梅雨の時期にしばしば家の中に侵入してきます。梅雨以外の季節でも大雨の直後はよく見られますし、秋には越冬場所を求めて多数侵入してくることもあります。

人為的錯乱が起きた造成地で大量発生することもあります。

ヤスデの厄介な臭い

ヤケヤスデは、触ると刺激臭のある液体を胴節の側縁から分泌します。この液体で肌がかぶれたりということはありませんが、臭いがつくので素手で触るのはやめておきましょう。

ヤケヤスデの駆除方法は?

駆除の基本はヤケヤスデの好む環境を作らないことです。

建物周辺に堆積した落ち葉、ゴミ、腐った木材を取り除き、雑草を刈り取って生息場所をなくしてしまいます。

また、徘徊害虫用の粉剤を建物の周辺に帯状に撒くことで侵入を防ぎます。

しかし、ヤスデは土壌有機物の分解を促進してくれるという重要な役割があるので、過剰な駆除は禁物です。殺虫剤の散布は自宅の周辺にとどめておくのが良いでしょう。

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