ネズミの侵入対策
ネズミの侵入対策は「エサなし」「寝ぐらなし」が有効?
ビル内などにネズミが入れない、あるいは入らないようにする侵入対策を「環境的駆除または防鼠(ぼうそ)」といいます。
ネズミの侵入対策の基本は「エサなし、寝ぐらなし」にすることです。
空腹に弱いネズミの弱点をつき、さらに巣になる材料を取っ払ってしまうことで、たとえ一度侵入されても長い間居座られる確率はぐっと低くなります。
一番簡単なのはエサをなくすること
最も基本的で簡単かつ費用もかからないネズミの侵入対策は、建物の中をエサなしにすることです。
人間が住む家にネズミが定住するのは、その中で容易にエサが得られるからです。ネズミは大食いですが、反対に飢えに弱く、ドブネズミで3日間、ハツカネズミでは1日しか絶食に耐えられず餓死するという大きな弱点があります。
解放され、放置された食料品、あるいは食べ残した食品などは、フタ付き容器や所定の保管庫に格納し、また厨芥や残飯の放置、食料品の取りこぼしなどしないよう、ごみ処理と清掃を完全に励行すれば、ネズミはエサにありつけません。
寝ぐらもなくせば完璧。徹底清掃がポイント
エサをなくしたら、トドメに寝ぐらも奪います。
そのためには日頃から清掃を徹底して行いましょう。巣の材料となる布切れや紙などをなくしてしまえば、ネズミは侵入してきてもそこに留まることが出来ないので、建物から出ていってくれます。
仕事場となっているビルは「寝ぐらなし」の実現が難しい
一般家庭であれば、台所の清掃や、屋根裏にある巣になるようなものを排除することでかなりのところまで対処できますが、職場となるビルでは「寝ぐらなし」の実現させるのは少々難しいです。
というのも、例えばいわゆる食堂ビルやレストラン街(地下街)にネズミが多いのはしかたないとしても、それに次いでネズミが繁栄しているビルが、実は、新聞社や雑誌社のビルなんです。
新聞社は24時間態勢で稼働しており、従業員である新聞記者は夜間は自席で飯を食い、お茶を飲み、そして、残り物を書きつぶしの原稿用紙と一緒に紙くずかごにポイ。これではネズミに「どうぞいらっしゃませ」と言っているようなものです。
ネズミを引きつける誘引剤と、嫌がる忌避剤
誘引剤でネズミを引きつける
何らかの形で動物を引きつける魅力のある物質を総じて「誘引剤」といいます。
誘引剤にはどんなものがあるかというと、わかりやすいのは食べ物です。味覚、嗅覚を刺激されれば人間もつい近づいていってしまいますよね。ネズミにとっても同じです。また、フェロモンのように「ある動物が体外に分泌して同種の仲間に特異な反応・行動を引き起こす物質」も誘引剤です。
一般にドブネズミは糖分を、クマネズミは木の実を好み(ダジャレではありません)、毒エサに適当な誘引剤を混入すれば喫食性が高まり、殺鼠効果が高まります。本来はネズミには近寄って来てほしくないのですが、毒エサによる駆除の場合はあえて誘い込むわけです。
ネズミを遠ざける忌避剤・シクロヘキシミド
動物がとくに嫌がり、嫌って避ける物質を「忌避剤」といい、忌避剤はネズミを退治するというよりも、そこに寄り付かせなくさせる目的で使われます。
ネズミの忌避剤で有名なものはシクロヘキシイミドがあり、味覚による忌避効果が期待できます。
これは抗生物質の一種で苦味を持っており、1回これを口にしたネズミは味を覚え、本剤を処理した場所には絶対に寄り付かなくなります。使い方としては、ネズミが出入りする場所に0.005%に薄めた液を噴射するやり方が効果的です。
誘引剤でネズミを引きつける
何らかの形で動物を引きつける魅力のある物質を総じて「誘引剤」といいます。
誘引剤にはどんなものがあるかというと、わかりやすいのは食べ物です。味覚、嗅覚を刺激されれば人間もつい近づいていってしまいますよね。ネズミにとっても同じです。また、フェロモンのように「ある動物が体外に分泌して同種の仲間に特異な反応・行動を引き起こす物質」も誘引剤です。
一般にドブネズミは糖分を、クマネズミは木の実を好み(ダジャレではありません)、毒エサに適当な誘引剤を混入すれば喫食性が高まり、殺鼠効果が高まります。本来はネズミには近寄って来てほしくないのですが、毒エサによる駆除の場合はあえて誘い込むわけです。
ネズミを遠ざける忌避剤・シクロヘキシミド
動物がとくに嫌がり、嫌って避ける物質を「忌避剤」といい、忌避剤はネズミを退治するというよりも、そこに寄り付かせなくさせる目的で使われます。
ネズミの忌避剤で有名なものはシクロヘキシイミドがあり、味覚による忌避効果が期待できます。
これは抗生物質の一種で苦味を持っており、1回これを口にしたネズミは味を覚え、本剤を処理した場所には絶対に寄り付かなくなります。使い方としては、ネズミが出入りする場所に0.005%に薄めた液を噴射するやり方が効果的です。