ドクグモの駆除・予防対策。咬まれたときの対処法

ドクグモの駆除・予防対策。咬まれたときの対処法

ドクグモの対処法

ドクグモに咬まれると非常に痛く腫れます。ひどいときは傷口が深くえぐれてしまうことも。ステロイド軟膏を塗って冷やします。ゴケグモは毒性が強いのですぐ病院へ。見つけたらキンチョールで駆除できます。

ドクグモに刺されたときの応急処置
  • 代表的な種:カバキコマチグモ、セアカゴケグモ
  • 学名:Chiracanthium japonicum BOESENBERG et STRAND
  • 分類:節足動物門 蛛形網 真正クモ目
    フクログモ科及びヒメグモ科
 

噛みつかれると非常に痛く、傷口が深くえぐれてしまうことも。コマチグモは主にススキ原に、ゴケグモはコケの生える石の間などに生息しています。

ドクグモに刺されたら?応急処置

ステロイド軟膏(抗ヒスタミン剤入り)を塗り、腫れてきたら冷湿布をします。

ゴケグモは毒性が強いです。咬まれたらすぐに病院へ行きましょう。

害虫に刺されたときの対処法

ドクグモ類の特徴・分布

野外に生息するクモ類の中で、毒牙で人を噛む種類が数種類知られており、それらをまとめてドクグモと呼ばれています。「ドクグモ」という名前のクモはいません。

カバキコマチグモは通常、日本全国のススキ原や水田などに生息しており、丈の高い草が生える庭にも生息することがあります。

体長はメスで12mm、オスは8mm程度。メスのほうが大きいです。成虫は春から夏にかけて現れ、しばしば家の中にも侵入します。噛まれると焼かれるような激しい痛みがあり、赤く腫れますが、命に関わるようなことはありません。

セアカゴケグモは東南アジア、インド、ミクロネシア、オーストラリアなどに分布し、日本には本来分布しないのですが、近年大阪や三重県でオーストラリア由来と思われるものが発見されました。成虫はメスで7~10mm、オスで4~5mm、日本での生態はまだ不明な点が多いです。

現在知られている生息場所は市街地の側溝や割れたコンクリートの隙間、芝生、道路横の草の生えた斜面など。

おとなしい性格で素手で触ったりしない限りは噛まれることはありませんが、毒性は非常に強く、ハチの毒にやられたときと同じような症状が現れます。

ドクグモ類の予防対策

家の中に入ってきたものに対しては、市販の殺虫エアゾールスプレー(キンチョールなど)で殺すことができます。積極的に人を襲うようなことはないので、野外で見かけた場合は触ったり近づいたりしなければ問題ありません。

コマチグモがいるススキ原を歩くときは、肌を露出しないようにします。

庭に石が多い家庭では、石の周りに粒状の殺虫剤を撒いておくと予防になります。

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