イラガの駆除・予防対策。刺されたときの応急処置
イラガ対策と応急処置
イラガの駆除と予防、応急処置。イラガの幼虫に触れると、その瞬間は激しい痛みを感じますが持続することはありません。皮膚の腫れにはステロイド軟膏で対処。冬の間に繭(まゆ)を駆除して発生を防止します。
イラガの駆除と予防対策。刺されたときの応急処置
- 代表種:イラガ
- 学名:Morema flavescens WALKER
- 分類:節足動物門 昆虫網 チョウ目 イラガ科
- 発生時期:春から秋
イラガの幼虫に触れると激痛を感じ、皮膚が腫れたり炎症が生じます。
春から秋にかけて、カキ、ウメ、ナシ、サクラ、クリ、クルミなどの木がある家の庭に発生。庭にこれらの木がある家庭では注意が必要な害虫です。
イラガの特徴・生態
幼虫は体長24mm程度で、黄緑色の体に褐色の紋があり、棘(トゲ)を持ったイボがたくさんある。成虫になると体長は16~18mm
通常年1回、時には年2回発生し、幼虫は夏から秋にかけて現れ、特に9月に多くなります。冬は、樹木の上に白く硬い卵上の繭(まゆ)を作って過ごします。
カキやウメ、ナシなどの樹木に付き、これらの樹木を加害する農業害虫としても知られています。これらの木が家にある場合、イラガが発生する可能性があります。
イラガに刺されたときにの応急処置
幼虫の棘(トゲ)に触れると感電したような痛みを感じます。しかし、ドクガのように痛みがずっと続くことはありません。皮膚が腫れてきたら、ステロイド軟膏(抗ヒスタミン剤入り)を塗って対処します。
イラガの予防方法
家の中に入ってくることはまずないので、庭で幼虫を見かけたとしても触らなければ特に害はありません。成虫も無害です。
庭の手入れや農作業中は肌が露出するような格好をしないようにしましょう。
イラガの駆除方法
発生を防ぐには、冬の間に樹木にできた繭(まゆ)を取って焼き捨てる方法が一般的です。
幼虫が発生し始める時期は6月~8月。庭の植物を園芸用の殺虫剤(スミチオン乳剤など)で消毒します。
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