マツカレハ(マツケムシ)の駆除と予防対策。刺されたときの対処法

マツカレハ(マツケムシ)の駆除と予防対策。刺されたときの対処法

マツカレハ対策と応急処置

松や杉の木に発生するマツカレハ。成虫は無害ですが、幼虫に触れると皮膚が腫れたり炎症を起こします。毒毛針は水で洗い流すかセロハンテープで剥がす。園芸用の殺虫剤で4月に幼虫を駆除。

マツカレハの駆除と予防対策。刺されたときの応急処置

マツカレハ(マツケムシ)に刺されたときの応急処置
  • 代表種:マツカレハ
  • 学名:Dendro limus spectabilis BUTLER
  • 分類:節足動物門 昆虫網 チョウ目 カレハガ科
  • 発生時期:春~秋にかけて
 

マツカレハは別名マツケムシと呼ばれたりすることも。幼虫に触れると毒針毛が刺さり、皮膚が腫れたり炎症が生じます。

その名の通りマツ(松の木)はもちろん、スギにも発生するので、これらの木がある庭や林に入ったときには注意が必要です。

マツカレハの幼虫に刺されたときの応急処置

幼虫に触れると毒針毛が刺さり、患部を掻いたり触ったりすると強い痛みを感じます。患部はジンマシンのように腫れてかゆみが10日~3週間に渡って続きます。

虫に触れてしまった場合、刺さった毒針毛を木でよく洗うか、セロハンテープでそっと剥がして取り除きます。

皮膚が腫れてきたら、ステロイド軟膏(抗ヒスタミン剤入り)を塗ります。

成虫は無害です。ただし、成虫でも毒を持つガはいますので、見分けがつかない人はうかつに素手で掴んだりしないようにしましょう。

マツカレハ(マツケムシ)の生態・特徴

幼虫をマツケムシと呼ぶことが多い。成虫はハネを開いた状態で約70~90mm(7~9cm)。幼虫は成熟すると体長は約70mm(7cm)。背面が銀灰色で、藍黒色の長い毛が密に生えていて胸の部分に毒針毛を持っています。

年1回の発生で、越冬した幼虫は4月頃から活動し始め、6月頃まで見られる。マツやヒマラヤスギつき、庭や公園にも多いのが特徴です。

マツカレハ(マツケムシ)の駆除と予防

庭にマツがある場合、9月頃になったらワラやムシロを巻きつけておきます。そうすると越冬のために幼虫が集まってきますので、真冬にこれを取り外して幼虫ごと焼き捨てます。

また、4月頃になって幼虫が活動を始めるときに、園芸用の殺虫剤を撒いて駆除する方法も有効です。

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予防策としてはとにかく幼虫に直接触れないことです。マツやスギの手入れの際は注意しましょう。

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