カの駆除・予防対策。刺されたときの対処法

カの駆除・予防対策。刺されたときの対処法

蚊を退治。刺されたときの応急処置

夏場になると問題になる蚊(カ)。刺されたときの対処法。かゆみを抑えるコツ。カが発生しないようにするボウフラ(カの幼虫)を事前に駆除してしまう方法

カ(蚊)に刺されたときの応急処置
  • 代表種:イエカ、ヤブカ、ハマダラカなど
  • 学名:Culex pipiens pallens
  • 分類:節足動物門 昆虫類 ハエ目 カ科
  • 発生時期:初夏~秋
 

野外から家の中に入ってきて人や動物を吸血する。非常にかゆいのが難点。

日本で約60種類、世界では1,500種類が知られており、メスの成虫が動物を吸血する種が多いです。世界には、人を吸血しマラリアや黄熱病など重大な伝染病を媒介する種類もいます。

日本でも昔は、日本脳炎などカが媒介する伝染病があったが、今は少なくなっている。人を吸血する蚊としてよく知られているものは、アカイエカ、コガタアカイエカ、ヒトスジシマカなどがいます。どれも体長は4~6mm程度。

カ(蚊)に刺されたときの応急処置(裏ワザ)

刺されたら虫刺されの薬(ムヒなど)を塗り、手で掻かないこと。肌を傷つけてムダに悪化させてしまいます。

かゆみをやわらげる方法として、刺された箇所を爪でグイッと跡をつけるというものがあります。肌が感じる感触が「かゆい」→「痛い」に変わることでかゆみが少し収まります

あまりやり過ぎてはいけませんが、その場しのぎとしては使える裏ワザです。

害虫に刺されたときの対処法

カ(蚊)の生態。活動場所や時間帯

幼虫は水中で生活し、ボウフラといいます。発生源は種類により多少異なり、イエカの仲間は発生源として水田のような広い水域を好み、ヤブカの仲間は、空き缶の中や古いタイヤの中に溜まった水のような狭い水域を好む傾向があります。

また、人を襲う時間帯もイエカは夜間、ヤブカは昼間に集中する、といった違いがあります。

活動時間発生源
イエカ広い(水田など)
ヤブカ狭い(空き缶など)

カの駆除と予防

現在多くの種類の殺虫剤や機械が市販されています。殺虫剤には大きく分けて成虫を殺すものとボウフラを殺すもの、人に近づくのを防ぐものの3種類があり、目的に応じて使い分けます。

蚊をその場で退治するには、キンチョールなどの殺虫スプレーを使うのが一番手っ取り早い方法です。

逃げられてしまったときや予防としては、蚊取り線香や電気式蚊取り器(アースノーマット)といったものが有効です。夏の間は寝るときに使用すると効果的。

めんどくさがって使わない人も多いのですが、気になって眠れなくなったり、寝ている間に刺されて翌朝イヤな思いをするくらいなら、多少お金を使っても買ったほうがマシです。

カの発生を防ぐ

予防策として、庭の池や水たまり園芸用殺虫剤(スミチオン乳剤)を撒いておくと、ボウフラの発生を防ぐことができます。家の中や周辺に水が溜まる場所(空き缶やバケツ、タイヤ)がなくなるようにすることも大切です。

夏の夕方、涼しくなったら戸は閉めること。網戸も隙間が開かないようにテープを貼るといった工夫が必要です。

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