ノミの駆除・予防対策。刺されたときの対処法

ノミの駆除・予防対策。刺されたときの対処法

ノミ対策と応急処置

ノミは人間やペットにつく。刺されると非常に痒い。室内でペットを飼っている家庭では要注意の害虫。家の中にチリやホコリが溜まらないようにするのが大切。

ノミの駆除退治と予防対策。刺されたとき応急処置

ノミに刺されたときの応急処置
  • 代表種:ネコノミ
  • 学名:Ctenocephalides feils BOUCHE
  • 分類:節足動物門 昆虫網 ノミ目 ノミ科
  • 発生時期:1年中
 

家の中で頻繁に刺してくる。刺されると非常にかゆく、掻きむしりたくなるほど。刺されたら虫刺されの薬を塗って対処。掻かないように我慢。

人間や動物の体につく。巣や家の中にあるチリやホコリの中で繁殖する。そのため、繁殖家の中でペットを飼っている家庭では被害が多くなります。

予防には部屋の掃除が一番です。畳やカーペット、家具の裏などをいつも綺麗にしておくことで発生を抑えられます。

ノミに刺されたときの応急処置

刺された場所には、虫刺されの薬(ムヒなど)を塗ります。痒くてもかかないように我慢しましょう。余計かゆくなります。

冷やしたり、爪で刺された箇所に軽く跡をつけると、かゆみが少し収まります。

害虫に刺されたときの対処法

ノミの生態・特徴

成虫はメスで2~4mm、オスは若干小型で1.5~3mm。メスオスともに吸血します。色は赤褐色で、頭は扁平(平べったい)。ノミは完全変態(卵→幼虫→サナギ→成虫と変化して成長すること)をするので、小さいですが実は昆虫としては高等な部類に属しています。

ネコノミという名前がついていますが、ネコに限らずヒト、イヌ、ネズミなどに寄生します。人間に寄生するノミは、ヒトノミ、イヌノミといった種類が知られていますが被害が最も多いのはネコノミです。

卵は、短い楕円形で直径およそ0.5~1mm、淡黄色で真珠のような光沢があります。産み落とされた卵は寄主(ヒトやネコ)の体にくっついたりはせず、巣や住居にそのまま落ちてそこで成長を始めます。

幼虫は淡い黄色で、寄主の巣のゴミの中などに含まれている有機物を食べて育ち、3齢を経過して成熟し体長4mm余りになる。繭を結んで蛹化することになります。

卵期、幼虫各齢期、蛹期の期間は、夏の気温が高い季節でそれぞれおよそ1週間ずつ必要で1ヶ月くらいで成虫になることが多いです。しかし、発生経過はしばしば不規則で、環境条件によって各態に要する時間は大きく変化し、低温条件では卵から成虫までに200日~1年以上を要することも。一生を終えるまでのサイクルは比較的長い虫です。

成虫になってからの寿命はおよそ2~3ヶ月。この間、吸血源に恵まれると1日に10卵以上、生涯に約400の卵を産む。絶食にはよく耐え、1ヶ月以上も吸血せずに生存することができます。

ノミの予防対策

ノミの予防対策でとにかく大切なことは室内を清潔に保つことです。

幼虫は畳の隙間や下など、あるいは押入れや部屋の隅々に潜んでゴミのホコリの中に生息しています。念入りに掃除していれば、十分な効果が期待できます。ペットを室内で飼っている場合は特に念入りに。少しずつでも定期的にやりましょう。

ノミ、ダニ、トコジラミ駆除用粉末殺虫剤 スミスリン粉剤 SES 350g

掃除した後は、畳やカーペットの裏、家具の隅、ペットの寝床といったチリやホコリが溜まりやすい場所に粉状の殺虫剤(スミスリン粉剤など)を散布しておきます。潜伏場所に対する処理を徹底すること。畳の下には粉剤を処理する。

ペットの体に寄生しているような場合は、マラチオン粉剤(マラソン粉剤)を毛にすき込んであげると良いでしょう。

ペット自体を清潔に保つことも大切です。野良猫やネズミが家に入ってきたときもノミに侵入される良い機会になります。動物の出入りには注意しましょう。

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