タケノホソクロバの駆除と予防対策。刺されたときの応急処置
- 代表種:タケノホソクロバ
- 学名:Balataea funeralis BUTLER
- 分類:節足動物門 昆虫網 チョウ目 マダラガ科
- 発生時期:5~9月
タケノホソクロバは、タケケムシと呼ばれることもあります。成虫は羽を開くと20mmで全体的に黒褐色。幼虫は大きくなると体長は18mmくらい。全体的に黄褐色から淡黄褐色。
竹や笹が生えている場所に生息し被害をもたらします。家の中に入ってくることはありませんが、竹林や笹が生えている場所では注意が必要な害虫です。
タケノホソクロバの生態と発生時期
竹(タケ)や笹(ササ)類から発生し、竹類の害虫としても有名。大発生すると竹林に大きな被害が出ます。稲(イネ)を食害することも。
関東では年2回、北海道では年1回、西日本では年3回発生します。幼虫はおおむね5~9月に見られます。
タケノホソクロバに刺されたときの症状と応急処置
幼虫は球状のの部分を持った毒針毛を持っており、毛が刺さると球状部分が破れて毒液が出てきます。刺されると激しい痛みを感じ、患部が赤く腫れます。ついでかゆみを生じ、かゆみは2~3週間続きます。
刺さった毛を取り除くのが先決。水でよく洗うか、セロハンテープで剥がし取ります。
皮膚が腫れてきたら、ステロイド軟膏(抗ヒスタミン剤入り)を塗る。
タケノホソクロバの駆除と予防対策
幼虫が発生し始めるのは5月から7月にかけて。庭の植物を園芸用の殺虫剤(スミチオン乳剤など)で消毒します。
竹やぶに入るときは、タケノホソクロバに触れないように注意。肌の露出をしない格好をすることが大切です。
家の中に入って来ないので、庭に笹や竹が植えられていたり周囲に竹林があるような場所に住んでいないのであれば限りあまり心配する必要はありません。
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